レーザー彫刻機Xtool紹介ブログ

レーザー彫刻機の公式動画を分かりやすく文章で解説

LaserPecker 4で簡単カスタム:プロ級のタンブラー彫刻テクニック

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この「LaserPecker 4とロータリー拡張機能を使用したタンブラーへのレーザー彫刻方法」について解説している動画の内容が素晴らしいので、内容をまとめさせていただきました。

はじめに、テキストベースで全体像をつかんだあとに、動画を見ると理解を深めることができます。(動画のだいたいの時間帯も記載しています)

この動画の以下の3つ点がすぐれています。

1. グラフィックの反転方法を含む、詳細な手順を提供しています。

2. デザインスペースアプリの機能を活用した彫刻位置の調整方法を説明しています。

3. 複数のデザインを1つのタンブラーに配置する方法を示しています。

 

 

LaserPecker 4とロータリー拡張機能でタンブラーにレーザー彫刻する方法 (0:00-0:36)

動画では、LaserPecker 4とロータリー拡張機能を使用してトラベルマグ(タンブラー)にレーザー彫刻を施す方法を詳しく説明しています。

必要な機材 詳細
LaserPecker 4 レーザー彫刻機本体
ロータリー拡張機能 タンブラーを回転させるための機器
スマートフォン デザインスペースアプリの操作用
タンブラー 彫刻対象(黒色パウダーコーティング)

このタンブラー彫刻方法は、以下のような人にオススメです:

対象者 オススメの理由
カスタムグッズ製作者 オリジナルデザインのタンブラーを作成可能
マーケティング担当者 ロゴ入り販促品としてタンブラーを製作可能
ギフトショップオーナー パーソナライズされたタンブラーを提供可能

グラフィックの準備と反転方法 (0:36-2:25)

動画では、黒いタンブラーに彫刻するためのグラフィック準備方法を説明しています。

手順 詳細
1. グラフィック選択 白黒バージョンのエンブレムを用意
2. 背景追加 Adobe Illustratorで黒い背景を追加
3. ベクター化 画像をベクター化して編集しやすくする
4. 色反転 背景を白のままにしてグラフィックを反転
5. 確認 「見たままが得られる」アプローチで最終結果を視覚化

動画では、Adobe IllustratorとAdobe Frescoを使用したグラフィック反転の方法を紹介していますが、他の方法でも可能であることを示唆しています。

LaserPecker 4とロータリー拡張機能のセットアップ (2:25-3:36)

動画の次のセクションでは、LaserPecker 4とロータリー拡張機能のセットアップ方法を説明しています。

手順 詳細
1. ロータリー配置 標準的なセットアップまたは立った状態で使用
2. ファイルインポート アプリに準備したグラフィックをインポート
3. サイズ調整 グラフィックのサイズを変更
4. 位置調整 回転させて所定の位置に配置
5. パラメータ設定 2K 104 1を黒色パウダーコーティングタンブラー用に設定

動画では、ロータリーを立てた状態で使用する場合でも、アプリ内での作業は変わらないことを説明しています。

デザインスペースアプリでの彫刻位置調整 (3:36-5:50)

動画では、デザインスペースアプリを使用して彫刻位置を正確に調整する方法を詳しく説明しています。

手順 詳細
1. ロータリー設定 ロータリーをアクティブ化し、プレビューを開始
2. 直径設定 タンブラーの直径を測定し入力(例:65.2mm)
3. プレビュー確認 プレビューラインで彫刻中心を確認
4. 位置調整 X値とY値を調整して彫刻位置を決定
5. 中央配置計算 彫刻幅の半分を計算し、Y値から引いて中央に配置

動画では、彫刻を中央に配置するための具体的な計算方法(例:60÷2=30、40-30=10)を示しています。

タンブラーの反対側への彫刻と仕上げ (5:50-終了)

動画の最後のセクションでは、タンブラーの反対側に2つ目の彫刻を行う方法と仕上げの手順を説明しています。

手順 詳細
1. 周囲の測定 タンブラーの周囲を測定
2. 開始点計算 周囲の半分を加えて新しい開始点を設定
3. 位置調整 XとY値を調整して2つ目の彫刻位置を決定
4. 彫刻実行 設定を確認し、彫刻を実行
5. クリーニング イソプロパノールとマジックスポンジで清掃

動画では、2つ目の彫刻の開始点を計算する具体的な方法(例:102.42÷2=51.21、10+51.21=61.21)を示しています。最後に、完成したタンブラーが完璧に中央に彫刻されていることを確認しています。